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2019年 12月 2日 ガラスの不思議さ(結城)

 

こんにちは、最近更新頻度の高い結城です。

せっかくなので、今日も面白い理科の話をしていきたいと思います。
今日のテーマは、「ガラス」です!

ガラスはみなさんの日常にありふれてると思うんですが、
よく考えると不思議な物質だなって思いませんか?

なんか硬いのに透明だし、意外と割れやすいし・・他に似たような物質が全然ないですよね。

ガラスの不思議さの秘訣はその分子の状態にありまして、
液体のような固体の状態にあるんです笑


普通の物質は固体になると、分子の粒が規則的に並ぶことによって
結晶構造というものを形作りますが、ガラスの場合これがないんです。
不規則に並んで固まっているんですね。

このように、不規則であるがゆえに結晶の境目がなく、透明に見えるのです。


また、ガラスの割れやすさもここから説明できます。

ガラスの組成は主にSiO2ですが、このケイ素と酸素の化学結合は相当強く
この化学結合をただ切ろうと思っても本来強い力が必要です。

しかし、もともとガラスの表面に小さな傷が大量にあるのですが、
力が加わった際、結晶の境目がないので傷の広がりを食い止めることができず
簡単に割れてしまうのです。

他にもガラスは面白い物質なので様々な研究に用いられています。

興味を持った方は是非さらに調べてみてください!

今回はここまで、次回もお楽しみに!笑