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2020年 7月 21日 東大の「名物講義」(見角)

 
こんにちは!はじめまして。
担任助手年目の見角といいます。
 
今日は僕の通う東京大学教養学部の学部紹介をしていこうと思います!
とはいっても、基本的なことは渡部担任助手が書いてくれていますよね。
なので僕は、学部の概要からは少し離れて東京大学の「名物講義」について紹介しようと思います。
 
東京大学では受験の際、理科一類~文科三類の6つの科類の中から選んで受験することになると思いますが、この6つの科類のどこに入学しても1年生のうちに受けなければいけない講義というものが存在します。
その中の一つとして、東京大学のレベルの高さを感じさせてくれる、ALESS(ALESA)という講義があります。
 
ALESS(ALESA)とは、Active Learning of English for Science Students (for Students of the Arts)の略で、訳すとつまり「実践的に英語を学ぶ」講義となっています。
この講義は東京大学に入学した一年生に最も恐れられる講義となっているのですが、それもそのはず。なんとこの講義では、英語で論文を一つ書き、それをみんなの前で発表するのです!
 
驚きますよね?
僕も東京大学に入学した当初はこの授業の噂を聞き、僕にそんな事ができるのだろうかと戦々恐々としていました。
自分で実験のテーマを設定し、実際に実験を行い、データを纏め結果から予想しうる考察を書き並べ…ということを自分だけで行わなければ行けないのにも関わらず、それをすべて英語で記述し発表しなければいけないんです。
自分にできるわけない、と講義を受ける前まではずっとそう思っていました。
 
しかし実際に講義を受けてみると、事細かに論文の書き方を教えてくれる教授や、実験器具を貸してくれてそのサポートをしてくれるALESS Lab、論文の書き方に悩んだ時に相談に乗ってくれる駒場 Writters Studioなど、とてもサポートがしっかりしていて、論文の書き方を学ぶためにこれ以上の講義は無いと思うくらい、素晴らしい講義だなと思いました。
 
話は変わりますが、現在世に出ている論文のうち英語で書かれているものは80%を超え、一方で日本語で書かれているものは5%もありません。
つまりたとえ日本人であろうとも、英語で論文を書くことができなければ、世界にとっては見向きもされないということです。
学者になって研究をする上で、英語で論文を書くスキルは必須スキルで、もはや基礎になっているのです。
そんな中で大学院進学率が80%を超える東京大学では、大学一年生のうちからこの基礎スキルに関しての練習を行うのです。
 
ALESSは、先を見据え、周りの人たちより一歩先を進んでいく、東京大学「志ある卓越」という教育理念を体現した講義なんですね。
 
また、この夏は自分の志を見つめ直すとてもいい時期です。
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