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2018年 6月 6日 過去問演習の意味(鈴木)

こんにちは、早稲田大学政治経済学部政治学科に通う鈴木筍太郎です!

 

本日は受験生の皆さんが疑問に思ってることが多いであろう、「過去問演習」について話したいと思います。

多くの受験生は主に夏休み中盤から9月にかけて、過去問演習をスタートすることとなります。

しかし、「過去問演習は早くやり始めれば早くやり始めるほどいい」「過去問10年分×3回やることが合格への近道だ」などと言われても、「基礎演習を徹底すべきではないのか」、「そんな同じ問題を何回もやってなんの意味があるのか」など、いまいち過去問演習が重要かどうかわからないという人は少なからずいると思います。

僕も受験生時代はそう考えていた人間の一人で、複数回同じ過去問をやる意味を始めは見出せないでいましたが、演習していくうちに過去問演習を繰り返すことの意味がわかってきました。今日はそれをお伝えすることで、皆さんにはスムーズに過去問演習に入ってもらいたいと思います。

まず、過去問演習の目的とは、「問題一つ一つを解く」こと自体ではなく、「志望校の問題の全体傾向を掴む、つまりどのように各大問は構成されていて、どの分野が一番出題率が高いか、ということを研究する」ことにある、という事です。

受験生全員に等しく与えられている受験までの時間を、ただ「闇雲にまんべんなく勉強することに使う」か「過去問研究の結果分かった志望校にコミットした分野を集中的に勉強することに使う」かでは結果の差は歴然でしょう。

僕は後者の勉強法を極端なまでに実施し、山を張るとまでは言いませんが、志望校に出題されない分野は徹底的に切り捨てて、いかに受かるための勉強をするかということを日々考えていました。結果として、模試では勝ったことないライバルが落ちた学校に自分は合格する、ということが起こり得ました。

「量をこなせ」と普段から言われていると思いますが、これは「ただただ勉強時間を伸ばせ」、という意味ではなく「自分がやるべき勉強を徹底的にやり込め」という意味です。

受験というのは偏差値だけでは計れない要素が多々あります。周りと比べすぎず、いかに自分に必要な勉強をするかということが大切です!

明日は明治大学の伊藤担任助手がブログを書きます!おたのしみに