私の書いた40000字(西村) | 東進ハイスクール新宿エルタワー校|東京都

ブログ

2016年 12月 15日 私の書いた40000字(西村)

 お久しぶりです!

社員の西村です。ブログを書くのは、エルタワー校に来た当初の自己紹介の記事ぶりなので、本当に久しぶりです!

何を書こうかなと色々迷ったのですが、普段、意外と話すことが少ない、私の大学時代の勉強内容について書くことにします!

 

(↑後ろに一人…隠れてます。)

私は埼玉大学の教育学部出身で、実は、教員免許も、小・中・高と持っているんですよ!教育学部の中でも特に国語専修に所属し、ゼミでは古典文学研究をしていました。

ゼミでの研究を通して書き上げた40000字の卒業論文は、私の大学生活の集大成でもあるので、今日は私が大学生活を懸けて研究した、卒業論文の内容についてお話したいと思います!

みなさんは、『落窪物語』という作品を知っていますか?

 『源氏物語』にも影響を与えたと言われる、平安時代の作品です。

継母からいじめを受けた姫君が、男君に見初められ、救ってもらうことで幸せになる、所謂、「シンデレラストーリー」ですね。

先行研究において、この作品は、平安文学作品であるにも関わらず、仏教色が少なく、現実的な描写が多い、特殊な作品であるとされていました。

(他の同時代の作品であれば、女君は神仏の不思議な力で助けられることが多い中、この作品では神仏の加護が直接出て来ず、男君や侍女といった人間達が女君を助けます)

ですが、私は作中にある一文から、この先行研究に疑問を抱きました。

 

「この君(女君)は、なほ我らを助けたまはむとて、神仏のしたまふ」

 

 ↑訳せますか?女君は、神仏の遣いなのではないかと、周囲の人が言っている一文です。

私はこの一文から、女君の人物造型には、神仏が関わっているのでは?と考えるようになりました。

そこで、作中人物の人物造型の描写を全て抜き出し、分類し、それらを仏教説話中に出てくる神仏の造型と比較しまくりました…

するとびっくり!女君と神仏の造型のされ方に、たくさんの類似点を見出すことができました。

つまり、先行研究で誰も見出すことができなかった、『落窪物語』と神仏との関係性を発見することができたんですね!

…ってところで大体30000字くらいです(笑)

残り10000字は、じゃあなぜ直接的に神仏を出さずに、女君の造型という間接的な形で神仏を登場させたのか、

作者がこの作品を書いた目的、乃ちこの作品の主題はなんなのかというところを論じました。

『落窪物語』の人物造型に関する論文は、全て読み込み、先行論文で論じられていない主題を突き止められたこの卒業論文で、私は見事賞をもらいました!

 

先行論文を読む中で、何度も研究が白紙に戻り、辛すぎて泣きたくなる日もありましたが、

大学では自分の好きなことを好きなだけ学ぶことができて、本当に楽しい4年間でした。

っと言っている私も、実は高校1年生の夏まで古文が大嫌いな生徒だったんですよ。

古文の先生が恐いが故に、予習復習をちゃんとするようになったことで、古文が読めるようになり、

だんだんと古文が好きになって、古典文学を研究するまでになりました。

みなさんも、今は嫌いなものでも、きちんと知ってみると、その魅力に気が付けることがきっとと思います。

そのチャンスを逃さないためにも、好き嫌いとは関係なく、目の前のことを知ろうとすることからは絶対に逃げないでくださいね。

そして、大学生活は本当に楽しいです。自分が学びたいことを学びたいだけ学べます!

だからこそ、自分が学びたい内容がきちんと学べる大学、学部を選ぶことは、とっても大切です。

 

後悔しない大学選択を。

そして、本当に行きたい大学が決まった時に、後悔しないためにも、

今全力の努力を。

 

明日のブログは担任助手の鈴木晴香さんです!

お楽しみに☆