本を読むこと(藤巻) | 東進ハイスクール新宿エルタワー校|東京都

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2016年 12月 1日 本を読むこと(藤巻)

 

 

 

みなさんこんにちは、早稲田大学文化構想学部1年の藤巻小春です。

 

 

いかがお過ごしですか。

先日の井出君の徒然日記がとても面白くて喚起されているわたしですが、今日は徒然なるままに書いていきたいなと思います。

 

人生に影響を与える言葉というのはいくつか存在します。そのうちの一つでわたしが大事にしているものは「人は言葉で表せる以上のことを理解できない。」というものです。

 

例えば「蕎麦切色(そばきりいろ)」

ご存知ですか?これは和の色と総称されるものに含まれる明るい灰色(お蕎麦の色)です。

 

↑こちら!

わたしたちは蕎麦切り色という言葉がなければこの色を認識することができません。

「色の名前がなくたって、この色は存在する!」と思ったみなさん。それって本当?

 

この色を目の前にしたとき、言い表すことができなければ、それは存在しないのと同じなのです。

未発見の新種の生き物は本当は存在しているけれど、見つけられていないからそれを表す言葉が無い故に存在しない扱いを受けているのと同じです。

 

 

言葉を知らないことは、この世に存在するものに気付けない。

そんなのもったいなさすぎませんか。

言葉にできないぐるぐるした感情にのみこまれるとき瞬間。わたしは言葉を知らないからその感情の正体を突き止められない。

 

そんなの寂しすぎるから、わたしはたくさん本を読みます。

 

唐突ですが…

おすすめランキング≪今年読んだ本≫

第1位  コンビニ人間 (著)村田沙耶香

 
[36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。]
 
「普通」を疑って疑って、コンビニに行くときに「普通」ではいられなくなりました。読んだあとの日常生活への浸食具合がどろっとしていて、ドキドキします。
 
 
第2位 命売ります (著)三島由紀夫
 [目覚めたのは病院だった、まだ生きていた。必要とも思えない命、これを売ろうと新聞広告に出したところ…。危険な目にあううちに、ふいに恐怖の念におそわれた。死にたくない―。三島の考える命とは。]
 
難しくとらえられがちの三島由紀夫の最初にして最後のエンタメ小説でした。三島由紀夫にはまる第一歩です。
 
第3位 君の膵臓をたべたい (著)住野よる
[偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!]

冒頭1行目から心が掴まれて、どうしようもなかったです。青春しなおしたい!!

 

 

師走になりましたが、今年も残りわずかですね。

やり残したことが山のようにある気がしますが、そういったもどかしさも全て言葉にしていきたいですね。